目からウロコのラクラク英語術
 
 
■あくまでリズムはポン・ポン・ポン

 英語は、このほかにもう一つ基本中の基本の形式があります。例えば「ジョンは有名だ」のように、話題に取り上げた主語を詳しく説明したり、他の等しいものに置き換えたりするような文なのですが、

【日本語】では「ジョンは・有名だ」と2拍子に感じられるけれども、

【英語では】なんと(!)あくまでポン・ポン・ポンのリズムにこだわるのです。つまり、「ジョンは・有名である・存在だ」という発想をして、存在を表す“be”動詞という不思議な動詞を真ん中において、ポン・ポン・ポンのリズムをしっかりと守っているのです。「ジョン」という主語の場合は、“be動詞”が“is”になるので……

に合わせて“John is famous.”と言います。

■もっともよく使われるポン・ポン・ポン

 英語の基本はポン・ポン・ポン。単語の並べ方で、単語どうしの関係が決まります。この並べ方(実は5種類ある)の中でもっともよく使われるものをさらに詳しく見ていきましょう。
「〜は」を表す位置……動詞の位置……「〜を」を表す位置
で、「〜は」と「〜を」を表す位置には、ものの名前を表す言葉、すまわち、「名詞」がくるのがふつうです。つまり、単語の種類としては……

と並ぶことになります。
 なお、動詞によっては、その後に置かれる名詞に対応する助詞が「〜を」ではなく、「〜が」となるものがごく少数あります。“I like John.”の場合、

【英語では】「私はジョンを好む」と考えているのでこの基本パターンにぴったり合っていることになります。

 現代の【日本語】では好きなものを表現したいとき、「好む」(動詞)より「好きだ」(形容動詞)を使って「私はジョンが好きだ」とする方がふつうなので、like=好きだ、とせざるを得ず、例外になってしまうのです。つまり「好きだ」が日本語では動詞ではないために「〜を」から続けられないのです。同じ例に“want”(「ほしい」)があります。

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