この本では・・・
まず、英語を学習する人を混乱させる難しい文法用語を全く使ってありませんから、抵抗なく読み進むことができます。そして、英語の発想そのものをわかりやすく説明してあるので、3つのハウスに「トン・トン・トン」と単語や単語のかたまりを放りこんで文を作っていく感覚が、しっかりつかめるはずです。
そこからスタートする学習は、いままでとまったく違ったものになるでしょう。単語や言い回しを覚えるときも、丸暗記の勉強法ではわからなかった英語の本質が見えていれば、応用がきき、飛躍的に英語が使えるようになってきます。
受験生にとっても、この本を読むことで、構文の暗記から脱出することができます。最小限のエネルギーで最大限の効果を上げらればかりか、受験が終わってからも忘れない英語力をつける方法を体得できます。
リスニングや英会話も、意味もわからず聴きっぱなしでは効果がないことが明らかになっています。この本で英語の発想を知った上で、「区切り」を大事にして、内容を納得して聞きかつ話し書くことが、会話をする上でもきわめて重要です。
私たちは学校で、木を見て森を見ないことばかり教えられてきました。まずは大枠をつかむことが大切です。古い表現やあまり使わない表現は後回し、文法用語も使わないものは捨てる。いきなりたくさんのルールを詰め込まれたら、人間の頭はパンクします。そんな苦行に耐えられるのは一部の優等生だけです。
アバウトにだいたいのことを頭とからだで覚えること。その大切さは語学だけに限りません。いわゆる「暗記科目」全般に言えることです。歴史は、人物名や事件の経過を暗記しても役に立ちません。どうしてこの権力者はこんな政策を行ったんだろう、なぜこんな戦争が起きたんだろうという大枠を学ばない限り、詰め込んだ知識が私たちの生き方に役立つことはないでしょう。
この本を活用して、英語力が必須になった現代社会の中で、苦手意識をもつことなく、3びきのこぶたとともに頭にハウスを建て、「トン・トン・トン」とリズムを楽しく刻んで、心から英語を楽しみ、英語で自己表現できるための高速ルートに乗っかってください。 |